お知らせ
『 笠岡ラーメン カップ麺に 』山陽新聞掲載記事のご紹介 【 笠岡商工会議所 】
「笠岡ラーメン」カップ麺に 8月中旬まで全国販売
笠岡を代表するご当地グルメ「笠岡ラーメン」がカップ麺となって登場した。即席麺メーカーの寿がきや食品(愛知県豊明市)が、地域のラーメンとコラボする「全国麺めぐり」シリーズの一つとして商品化、全国発売した。
スープにこだわり、うま味の強い2種類のしょうゆや鶏油、鶏エキスを加え、笠岡ラーメン特有の奥深い味わいを再現した。中細麺で、鶏そぼろと斜め切りのネギが、かやくとして添えられている。
東京の人気ラーメン店の笠岡ラーメンを食べ、同シリーズに加えたいと考えた同社開発担当者が昨年10月、笠岡商工会議所に協力を依頼。市内4店を食べ歩き、笠岡ラーメンの特徴をつかんだ。
開発の段階では、会議所内の組織「ラーメンのまち笠岡全国展開プロジェクト推進委員会」メンバーの意見も反映させ、商品パッケージには委員会の「認定」マークが入る。委員会事務局の高橋宏文さん(55)は「笠岡の知名度向上にもつながるはず」と期待する。
標準小売価格は257円。販売は8月中旬までの予定。沖縄県を除く全国のスーパー、コンビニエンスストアのほか、同社の通信販売でも扱っている。
寿がきや『 全国麺めぐり 笠岡ラーメン 』WEBサイトURL
https://www.sugakiya.co.jp/products/cup/soku_n_8290.html?id=8290
カップ麺「全国麺めぐり 笠岡ラーメン」を5月17日、寿がきや食品(愛知県豊明市)が発売した。
カップ麺「全国麺めぐり 笠岡ラーメン」のパッケージ
全国麺めぐりシリーズは、小田原タンタン麺、富山ブラックラーメン、奈良天理ラーメンなど、リニューアルを含め18都府県・50品以上を販売している。岡山県のラーメンを商品化したのは今回が初めて。
[広告]
笠岡市は養鶏が盛んな場所だったこともあり、戦前から鶏がらスープ、煮鶏をのせたラーメンが食べられてきた。現在は、鶏がらスープだけでなく魚介スープとのダブルスープの店などバリエーションが増え、笠岡市内だけでなく岡山市内も含め10店以上で食べることができる。
笠岡商工会議所青年部が2003(平成15)年から、地域活性化を目的に味の再現、イベント活動で実演販売しPRしてきた。2009(平成21)年、「ラーメンのまち笠岡全国展開プロジェクト」がスタートし、2010(平成22)年にはガイドマップ「ラーメンのまち笠岡」を作った。
同社開発担当者の石黒圭祐さんは、笠岡商工会議所が紹介した笠岡ラーメン店4店を訪れ、坂本系の元祖と呼ばれる「中華そば坂本」の味と出合ったという。1958(昭和33)年創業の同店は、鶏がらスープとうま味の強いしょうゆ、少し硬めの麺にスープと鶏油が絡み、メンマと斜め切りされた青ネギ、煮鶏をトッピングした笠岡ラーメンを提供する。
笠岡商工会議所・ラーメン委員会が試食を繰り返し、約3カ月かけて商品開発に取り組んだ。麺は「歯切れの良い食感」を目指したノンフライ中細麺を使い、煮鶏の再現は難しく風味を伝えるために鶏そぼろを入れている。
パッケージには、「ラーメンのまち笠岡全国展開プロジェクト」推進委員会のマスコットキャラクター「ラマッチくん」をあしらう。
石黒さんは「笠岡ラーメンを全国の人に知ってもらい、笠岡に訪れることが難しい今だからこそ、家で手軽に笠岡ラーメンを食べてほしい」と話す。
価格は257円。